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寄付金はどうやって集める?路上やオンラインなどさまざまな方法があります!
何か活動や事業を行いたいものの資金がないという場合、寄付金を集めるという方法があります。寄付は、個人や団体の活動を応援したいと考えている人から、少しずつお金を集める方法です。街頭で見かける、NPO団体の募金活動をイメージするとわかりやすいでしょう。
寄付金を集める場合、個人として集めるか団体として集めるかで、方法が変わってきます。NPO団体であれば、許可を取り街頭で募金活動を行うなど、不特定多数の人に直接的なアプローチが可能です。
個人で行う活動に対して寄付金を集めたい場合、オンラインのプラットフォームを利用するのが効果的です。例えば、クラウドファンディングサイトなどが代表的なプラットフォームとしてあります。
寄付金を集めるにはまず何をする?手順を解説!
寄付金を集めるには、どのような手順を踏めばいいのでしょうか。きちんと計画を立てなければ、他の人から寄付したいと思ってもらうことができません。寄付金を集めるための具体的なプロセスについて解説します。
①寄付金を集める目的を決める
まずは寄付金を集める目的を、改めて明確にしましょう。焦って寄付を呼びかけても、何のためにそれを行うのか自分で理解していなければ、どこかで綻びが出てきます。なぜ寄付金を集めなければならないかを考え、活動内容を言語化するのが重要です。
集まった寄付金を何に利用するかを説明できない個人や団体に対して、寄付したいと思える人がいるのでしょうか。最初に目的を設定するのは、それ以降の活動をするために外せない手順です。
②目標金額を決める
目的が決まったら、集める寄付金の目標金額を設定しましょう。目標金額が決まっていれば、それに届くために必要な行動がイメージしやすくなります。
最初はあまり高くせずに、達成可能な数字を設定するといいでしょう。一部の寄付金サイトでは、設定した目標金額が他の人にも公開されます。目標金額が高すぎて現実味に欠けると、見る人から相手にされず、まったく寄付金が集まらないという事態に陥りかねません。目標金額は後で再設定も可能なため、それほど気負わずに決めておきましょう。
③寄付金を集める方法を考える
寄付金を集める目的と目標金額によって、どのような方法を選ぶかが変わってきます。短い期間で多くの人から集めたい場合は、オンラインで集めるのが効果的です。その活動自体を知ってもらいたい場合は、路上で集めるなど、それぞれ適した方法があります。
初めて寄付金を集める場合は、よくわからなければ、とりあえずオンラインで寄付金を集めてみましょう。路上で声をかけることに比べ、始めるハードルがそれほど高くないと考えられます。
なお、株式会社Samuraiは、決済がともなうシステムやアプリ開発に精通をしておりますので、お気軽にご相談ください。
寄付のお願いはどうしたらいい?例文をチェック
寄付を呼びかける際の文章は、わかりやすくプロジェクトの概要をまとめ、寄付が必要な現状が伝わるように意識しましょう。次の3点は、最低限説明しなければならない要素です。
- プロジェクトの内容
- 何故寄付が必要なのか
- 集まった寄付金の使い道
以上を踏まえた、効果的な例文を紹介します。
「私たちはACEFの理念の基に大学生が結成した「ACEF-YOUTH」です。ACEFの活動に賛同した国際基督教大学(ICU)などの学生によって構成されており、日々ACEFのバングラデシュにおける教育支援や国際協力について多くの方々に知っていただけるよう活動しています。
現在ACEFはバングラデシュの仲間であるBasic Development Partners(BDP)と協力し、バングラデシュの子どもたちがコロナ禍でも学校に通えるように、その生活支援を行っています。そして、私たちは一人でも多くの子どもが学校に通い続けられるよう協力するために今回のクラウドファンディングを立ち上げました!
バングラデシュの子どもたちは、コロナによる家庭の貧困から働かざるを得ない危機に瀕しています。一人でも多くの子どもたちが学校へ通い続けられるように、皆さまのご支援・ご協力をお願いいたします!」
どのような活動をしている団体か、寄付金がどのようなことに使われるか、イメージしやすいと思います。ポイントを押さえ、活動内容が伝わる文章を書きましょう。
オンラインで寄付金が集められる?アプリもご紹介!
オンラインで寄付金を集める場合、クラウドファンディングサービスを利用するのがおすすめです。Yahoo!ネット募金、dポイントクラブの寄付など、身近なサービスを使って寄付する方法がありますが、多くの団体から問い合わせがあるため、現在新規の受付は行っていません。個人で寄付金を募集する場合、クラウドファンディングサービスに登録しましょう。
CAMPFIRE
CAMPFIREは、国内最大級のクラウドファンディングサイトです。個人でも団体でも、購入型のプロジェクトを作成できます。
購入型のプロジェクトは、購入してくれた人に対して金銭以外の商品やサービスをリターンする形で、お金を集めます。そのため、何か提供できるサービスがある場合におすすめです。CAMPFIREはスマートフォンアプリもあります。

READYFOR
READYFORは、購入型以外に寄付型のプロジェクトも作成できるクラウドファンディングサイトです。認定NPO法人や公益社団法人が寄付金を集める際におすすめです。
担当者からアドバイスを受けられるプランがあるため、寄付を募るのが初めてでも安心です。

kifutown
kifutownは、ZOZOの創業者である前澤友作氏が新たに作成した、個人間で簡単に寄付しあえるプラットフォームアプリです。
こちらは、寄付を受けるプラットフォームではなく、寄付を簡単に行えるプラットフォームですが、寄付を受けるためにTwitterのフォローになるなどの条件をつけることが可能です。
手軽にTwitterのフォロワーを増やすことができるため、まずは寄付を行い、その後にクラウドファンディング等の自身のプロジェクトの告知を行い寄付を募るといった活用が可能です。
今後どのようになるかはわかりませんが、前澤氏の発信力もあり、要注目のプロジェクトです。

寄付金が上手く集まらない?寄付金を集める際の注意点を押さえましょう!
オンラインで募集しても、なかなか寄付金が集まらないという方は、やり方を見直してみましょう。上手く集まらない原因を考え、改善する必要があります。
寄付金を集める際の主な注意点を解説します。寄付金が上手く集まらない方は参考にしてみてください。
効果的な宣伝を行う
寄付金を集めるには、活動を多くの人に認知されなければなりません。活動を始めたばかりであれば、アプリなどで寄付を呼びかけるだけでは不十分です。
SNSやホームページなど様々な媒体を使って、寄付金を募集しているということや、どのような活動を行っているかを積極的に発信しましょう。寄付は、活動を知ってもらった先にしか存在しません。
強制的な集金を行わない
寄付金は、寄付する人の善意によって集まるお金です。上手く集まらないからといって、周囲の人間に対し、強制的な集金をお願いしてはいけません。
そのような強引な手段を取ると、本来の寄付金の意味が薄れ、活動自体に疑問を持たれてしまうでしょう。寄付金を集めるには、焦らず堅実な活動をするのが大切です。
感謝と報告を忘れない
寄付をしてくれる人に対して、感謝と活動の報告をすることは、最低限守らなければいけません。感謝をするのは言うまでもありませんが、活動がどのように進んでいるかを継続的に発信することも重要です。
寄付をしてくれた人にとっては、自分たちが出したお金がどのように利用されているか気になって当然です。寄付をしてくれた人の善意に応え、失望されないために、健全な活動をしている報告は忘れずに行いましょう。
寄付金に関するシステム構築をする
本記事で紹介したクラウドファンディングサイト等で寄付金を募るやり方が一般的ではありますが、以下のような目的で寄付金を募りたいという個人・団体の場合は独自の寄付金システムを構築することをおすすめします。
- 定期的(決まった周期等)に寄付金を募る必要がある
- 恒常的に寄付金を募っている
- プラットフォーム手数料を支払いたくない
- 自分たちが使いやすいカスタマイズがなされた独自の寄付金システムが欲しい
もし、寄付金システム構築に関して詳しい話を聞いてみたい方は、ぜひ弊社Samuraiにお問い合わせください。

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