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Stripeとはオンライン決済サービス!
StripeとはECサイトなどに導入することで、手軽に決済が行えるようになる、オンラインサービスです。
ユーザーがスマートフォンのカメラでクレジットカードを読み取ると、カード番号や氏名がAIに認識され、自動入力される仕組みになっています。従来のオンライン決済と比べ、はるかに楽で快適と言えるでしょう。
2010年に開始したばかりのサービスですが、ここ数年で急激に成長し、世界中で利用されるようになりました。Twitter、Zoom、Alipayなど、Stripeが利用されている有名サービスは数多く存在します。今後益々増えていくことでしょう。
なお、Stripe以外の決済フォームについては、下記コラムにて特集しておりますので、あわせてご確認ください。
関連コラム「お客さんが買いやすくなる!おすすめの決済フォーム、決済システムを紹介!
初心者必見のStripeのメリットを紹介!安全性は?
Stripeには、どのようなメリットがあるのでしょうか。他のオンライン決済サービスと比べて、優れているポイントを紹介します。導入を検討している方は参考にしてください。
すぐに利用開始できる
Stripeは導入に必要な時間が非常に短く、最短1日で手続きが完了します。他のオンライン決済サービスと比べ、すぐに利用することが可能です。
急いでECサイトをオープンしたい場合や、スタートアップ事業を手がける際におすすめです。
手数料が安い
Stripeの導入には、初期費用や固定費がかかりません。また、手数料が3.6%と良心的な設定がされています。
取引金額に関係なく一律で3.6%ですが、他のオンライン決済サービスと比較すると、安価だとわかります。
シンプルで分かりやすい手数料設定は、初心者が計算しやすく、管理する上で便利だと言えるでしょう。
日本語でのサポートがある
Stripeはアメリカの企業です。しかし、日本語でのメールサポートが用意されているため、英語が苦手な方でも安心して利用できます。
サポートセンターに日本語でメールを送ると、そのまま日本語で返信してもらえます。返信には数日かかる場合がありますが、違和感のない完璧な日本語で対応してくれます。
Stripeの決済方法について解説
Stripeでは、クレジットカードやApple Pay、Google Payなどの中から、顧客が好きな決済手段を選び、支払うことができます。
企業の売上確認方法には2種類あります。1つ目は、顧客のチェックアウト後に確認通知が届く即時確認です。2つ目は、数時間から数日後に確認通知が行われる遅延確認です。
この場合、最終的に代金が支払われない可能性があるため、先に注文処理を進めるか、確認通知を受け取るまで待つか考えなければなりません。
Stripeの導入手順を紹介!準備することは?
Stripeを導入するためには、公式サイトからアカウントを作成し、有効化する必要があります。その際、準備しておかなければならないものは、次の通りです。
・会社または個人事業の情報
・銀行口座情報
・2段階認証に使う携帯電話
・SSLで保護されたWebサイト
公式サイトから「今すぐはじめる」をクリックし、アカウントを作成します。名前、メールアドレス、パスワードを入力後、本登録に進みます。銀行口座情報などを入力すると、登録完了です。
Stripe導入後に支払いが発生すると、運転免許証などの顔写真付き本人確認書類が必要になるため、注意しましょう。
実際に決済フォームを作成する際の方法は?
実際にサイト内にStripeの決済フォームを作成する方法を紹介します。
Stripe公式のAPIを使ってWebページに実装する方法がありますが、慣れていない方にとっては少し難しいです。より簡単な、WordPressからプラグインをインストールする方法があります。
WordPressから検索すると「Stripe Payments」や「WP Simple Pay Lite」といったプラグインが表示されます。日本語に対応しているものが分かりやすく、おすすめです。プラグインをインストール後、管理メニューからStripeアカウントを紐づけましょう。
プラグインの種類によって手順は異なりますが、決済フォームの表示方法や支払い通貨のオプションを設定後に、販売する商品の登録に進みます。
導入にあたってのStripeのメリット・デメリット!
Stripeには、メリットとデメリットが存在します。先述した通り、利用開始までが早い点、手数料が安い点、日本語でのサポートを受けられる点など、メリットは多いです。
他には、Stripeを導入した際、顧客が支払いページを遷移することなく決済を完了できる点があります。同じオンライン決済サービスのPayPalの場合、導入しているサイトから支払いをする際、PayPalの決済ページに移動することになります。
その場合、PayPalアカウントを持っていない人や、決済方法の情報入力を煩わしく感じる人がページを離脱すると、機会損失に繋がります。一方、Stripeはページを移動することなく、スムーズに決済が完了します。カード番号などの情報はカメラから自動で読み取ってくれるため、スマートフォンでの利用に優れていると言えるでしょう。
デメリットとしては、導入が簡単とはいえ、開発が伴うことです。Stripはあくまで開発者の立場からみて簡易に導入できるツールです。プラグインなどが無い限り気軽に導入というわけにはいきません。
また、現在コンビニ決済や銀行振込といった決済手段に対応していない点も留意が必要です。カードを持っていない顧客にとっては不便です。Stripeは2021年秋までにコンビニ決済と銀行振込に対応すると発表しています。
StripeとPayPalとの違いとは
オンライン決済サービスはStripeの他に、PayPalなどが有名です。StripeとPayPalの違いを比較してみましょう。
オンライン決済サービスをECサイトなどに導入する際、どれくらいの料金がかかるのかが大きな判断材料になります。Stripeの決済手数料は1回につき、一律で3.6%です。PayPalの決済手数料は40円の固定費と、金額に応じて2.9%~3.6%がかかります。
PayPalの手数料 | Stripeの手数料 | |
---|---|---|
~30万円 | 3.6%+40円 | 一律で3.6% |
~100万円 | 3.4%+40円 | |
~1000万円 | 3.2%+40円 | |
1000万円~ | 2.9%+40円 |
月額の利用料金は、Stripeは無料、PayPalは無料のプランと有料のプランがあります。売上の振込手数料は、Stripeは無料、PayPalは5万円未満の場合のみ250円です。
また、対応しているクレジットカードに違いがあります。PayPalは月額無料プランでは、Visa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレスのみですが、Stripeはそれに加え、Diners Club、Apple Pay、Alipayに対応しています。
2021年秋 コンビニ決済・銀行振込が可能に!
Stripeは2021年秋までに、コンビニ決済、銀行振込といった決済手段を追加すると発表しています。現金文化が根強い日本では、クレジットカードを持っていない高齢者を中心に、コンビニ決済や銀行振込の需要があります。
コンビニ決済の導入を予定している店舗は、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマートです。セブン-イレブンやデイリーヤマザキへの導入も検討されています。選べる決済手段が増えることは、顧客の新規開拓に繋がるでしょう。
決済システムを伴う開発を行うには
Stripの決済フォームについて解説いたしました。簡易的に作成できる決済フォームは、ビジネスの強い味方です。
なお、Samuraiは、決済フォームではカバーできないような複雑なシステムやアプリ開発にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

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