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主要なQRコード決済サービス
QRコード決済は元々中国で流行しており、ここ数年で日本でも本格的に普及しはじめました。
日本でのQRコード決済普及に最も貢献したのがCMなどでお馴染みのPayPayです。
以前のコラム「QRコード・バーコード決済元年! 「ECサイトには関係ない」では時代に乗り遅れる?!」では、PayPayを始めとして4つのQRコード決済をご紹介させていただきました。
現在はその他にも多くの種類がありますので、あらためて主要QRコード決済サービスを紹介していきたいと思います。
なお、QRコードとはそもそも何か気になる方は、コラム「QRコードって何?いまさら聞けないことから最新事情まで」でご紹介をしておりますので御覧ください。
- PayPay
- LINE Pay
- D払い
- au PAY
- メルペイ
- 楽天ペイ
- ゆうちょPay
PayPay
PayPayとはソフトバンクグループが運営するサービスです。
100億円あげちゃうキャンペーンに代表されるキャッシュバックを頻繁に行なっています。
LINE Pay
LINE PayとはSNSアプリでもお馴染みのLINEが提供するサービスです。
SNSアプリと一体化しているでLINEのアプリをダウンロードしていれば他のアプリをダウンロードをする必要がありません。
D払い
D払いとはNTTドコモが提供するサービスです。
ドコモポイントが一緒に使えたりポイントを獲得したりできるのでドコモユーザーにはありがたいサービスです。
au PAY
au PAYとはKDDIが提供するサービスです。
残高やポイントがau Walletプリペイドカードと共有されているのでauユーザーに人気となっています。
メルペイ
メルペイとはメルカリが提供するサービスです。
フリマアプリのメルカリと連携しているので、メルカリで貯めた売上やポイントが利用するきっかけとなっているようです。
楽天ペイ
楽天ペイとは楽天ペイメントが提供するサービスです。
楽天ポイントなどを貯めたり使用したりできるので、楽天市場などを利用するユーザー、いわゆる楽天経済圏のユーザーに人気です。
ゆうちょPay
ゆうちょPayとはゆうちょ銀行が提供するサービスになります。
ゆうちょ銀行の口座を持っていれば誰でも利用することができます。
口座から引き落とされるので使い過ぎないのが利点です。
なお、株式会社SamuraiではQRコード決済の組み込みのご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
端末不要?QRコード決済は利用者提示型と店舗提示型どちらが良い?
ここからは利用者提示型と店舗提示型はどちらを導入するべきなのか、メリット・デメリットを詳しく解説していきます。
利用者提示型とは、ユーザーがQRコードを店側に提示して決済をするCPM(Customer Presented Mode)方式を指します。
店舗提示型とは、店側が用意したQRコードをユーザーのスマートフォンのカメラで読み込んで決済を行うMPM(Merchant Presented Mode)方式を指します。
利用者提示型と店舗提示型のメリット・デメリットをご説明します。

利用者提示型(CPM)のメリット
- 店舗側が利用者のスマートフォンに提示されたバーコードを読み取るだけで決済が完了する
- ユーザーによる金額の入力がないため、決済金額の確認が簡単
利用者提示型のデメリット
- QRコードを読み取る端末・ネット環境の準備が必要になる(端末は購入するのが一般的だが、中には無料提供している事業者もある)
- 端末導入や回線工事などで導入コストが必要になる
- 従業員に新しい端末の使い方を覚えてもらうための教育コストがかかる
- POSとの連携をする場合は費用が跳ね上がる
店舗提示型(MPM)のメリット
- 用意したQRコードを店内に張り付けてレジの横に設置するだけなのでコンパクトかつ簡単に設置できる
- ステッカーは無料提供されるでコストがほとんどかからない
- 端末購入や回線工事などがないので導入コストが抑えられる
店舗提示型のデメリット
- ユーザーが金額を入力するので時間がかかることが多い
- ユーザーが誤った金額を入力して決済してしまう事がある
QRコード決済端末4つの種類
決済端末には4つ種類があります。
- 据え置き型
- 手持ち型
- スマートフォン
- タブレット
それぞれどんな特徴があるのか解説していきます。
据え置き型
据え置き型は、従来のレジスターにバーコードリーダーの機能を追加する端末と考えていただくとよいでしょう。
利用者が端末の読み取り箇所にQRコードをかざして決済する事ができます。
近年は、クレジットカードや電子マネーにも対応したマルチ決済端末を選ぶ店舗が多いです。
手持ち型
手持ち型は、端末上部にスキャン機能があります。
店舗側が金額を入力してから、ユーザーのスマートフォンに表示されたQRコードのスキャンを行うと決済完了になります。
すでに導入しているPOSレジの種類によっては、レシート発行機能と一体になっているモデルを選ぶこともできます。
サイズが小さく、場所を取らない点や持ち運べる点が人気です。
全面タッチスクリーンの端末や物理ボタンが搭載された端末がありますのでそれぞれの店舗で扱いやすい方を選びましょう。
スマートフォン
最近のQRコード決済はスマートフォンでレジ業務を行うことも可能です。
スマートフォンにアプリをインストールするだけ、という手軽さが特徴です。
アプリを起動して、端末のカメラでユーザーが提示するQRコードを読み取ります。
タブレット
こちらもスマートフォン同様にアプリをインストールするだけで利用できます。
金額などをスマートフォンよりも大きく表示できることがメリットです。
操作方法はスマートフォンと同じで、端末のカメラでユーザーのQRコードを読み取れば決済が完了します。
QRコード決済にも対応!キャッシュレス決済端末のおすすめ4選
おすすめのキャッシュレス決済端末をまとめましたので順番に解説していきます。
据え置き型
据え置き型の場合は、従来のレジと同じように操作できるレジ型、追加で設置できる自動バーコードスキャン型などの種類があります。
新しい端末の操作方法を覚えるのが難しいと思われる場合は、今まで使ってたレジと似たようなタイプを選ぶとよいでしょう。
追加で設置できる自動バーコードスキャン型は、既存のレジに追加して利用できるタイプもあります。場所を取ることになりますが、オペレーションに大幅な変更を加えたくない場合におすすめです。
よく利用されている据え置き型の機種は下記になります。
- QR Box
- Blink
- K1
- K2
- K2MINI
- T2MINI
- T2LITE
手持ち型
手持ち型は、店員が頻繁に動いて接客および決済する店舗におすすめです。
サイズが大きくないのでエプロンのポケットなどに入れて持ち運べるのが利点です。
店員が歩き回るお花屋さんや飲食店などの店舗で導入されることが多いです。
レシート内蔵型もありますのでレジを置くスペースを作りたくない、という基準で選ばれることもあります。
よく利用されている手持ち型の機種は下記になります。
- V1s
- V2
- V2PRO
- P2LITE
- P2PRO
- M2
- L2
- L2k
- L2s
スマートフォン
スマートフォンはアプリをインストールするだけで利用できるので、その手軽さが人気の秘密です。
現在お使いのスマートフォンでも、よほど古い端末ではない限りすぐにお使いになれます。
最低限の機能さえあればよいので、中古で対応機種を購入して導入する店舗もあります。
キッチンカーなどの狭いスペースで会計を行う店舗において特に人気があります。
タブレット
こちらもスマートフォン同様にアプリをインストールするだけで利用できるので人気です。
「スマートフォンだと画面が小さくて見えづらいからタブレットにする」という方が多いです。
画面が大きいのでメニュー表示を行う端末としても利用することができます。
スマートフォンと比較するとタブレットは高価な端末ですので中古で購入すると費用を抑えられます。
狭いスペースにメニューやレジを置くと邪魔になりがちですが、両方の役割をこなすタブレットを導入するとその問題が解決できるかもしれません。
QRコード決済アプリを開発導入するには
QRコード決済の種類や導入方法についてご説明をいたしました。キャッシュレス化の流れやコロナ禍という背景もあり、QRコード決済は急速に普及が進みつつあります。メリットとデメリットがあるため、すぐに導入しないとしても、今のうちに検討だけはしておくことをおすすめします。次回コラム「QRコード決済の仕組みとは?技術やセキュリティの面から解説」では、技術面やセキュリティについて掘り下げていきたいと思います。
なお、Samuraiは、QRコード決済の導入のためのシステム開発が可能です。豊富な導入実績がありますので、初めて導入を検討する事業者様にも、現状やニーズに合わせた適切なアドバイスをすることが可能です。
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