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LINEミニアプリとは?企業や店舗のサービスを簡単に提供できる!
「LINEミニアプリ」とは、LINEで提供されている、企業や店舗向けのアプリケーションのサービスです。
企業や店舗側は、「LINEミニアプリ」を利用することで、商品の支払い機能や予約フォーム、クーポン、ポイントカード、お知らせの配信といったサービスをLINEのアプリ内で簡単に提供することができます。
「ミニアプリ(Mini app)」というのは、いわば「アプリの中のアプリ」のことです。
スマートフォンで動作するプログラムを「アプリ」といいますよね。通常、アプリはアプリストアからダウンロードして、スマートフォンのホーム画面に表示されたアイコンから起動して利用します。
アプリは通常、1つのアプリに対して1つの機能を備えています。
これに対し、1つのアプリで複数の機能を利用することができる、便利なアプリがあります。これを「スーパーアプリ」といいます。
この「スーパーアプリ」の中で利用する機能、これが「ミニアプリ」です。
「ミニアプリ」はいちいちアプリストアからダウンロードする必要はありません。
「スーパーアプリ」は中国や東南アジアを中心に広く利用されています。
日本国内ではLINEやPayPayが「スーパーアプリ」を推進する戦略を打ち出しており、「LINEミニアプリ」も企業から注目を浴びています。
LINEミニアプリが企業に注目されている理由は?ダウンロードが不要!
企業から注目を集める「LINEミニアプリ」。ではその理由を探ってみましょう。
これまで、LINEのアプリはそれぞれの企業がネイティブアプリとして開発していました。そのため、タブレットやスマートフォンにダウンロードする必要があったのです。
しかし、なかなかダウンロードしてもらえないという課題がありました。
その点「LINEミニアプリ」はLINEという「スーパーアプリ」の中で、ダウンロードすることなく利用することができます。これがメリットとなり、注目を集めているのです。
LINEミニアプリとLINE公式アカウントとの違いは?相互活用すれば効果アップ!
LINEを使って販促するサービスに「LINE公式アカウント」があります。「LINE公式アカウント」は2019年までは「LINE@」として利用されていたサービスで、メッセージ配信やショップカード、クーポン、チャット機能といった様々な機能が簡単便利に利用できます。
「LINE公式アカウント」は、ユーザーが利用する際に友だち登録が必要となります。これに対し「LINEミニアプリ」は友だち登録することなく利用することができ、ダウンロードやWEBブラウザの起動といった面倒な動作もありません。
その一方で、「LINEミニアプリ」はサービス利用のみなので、メッセージ配信やチャット機能などを利用して、ユーザーをリピート化させるようなことには向いていません。
このような、自社サービスを何度も利用してもらいたいような場合は「LINE公式アカウント」が向いています。
このように、「LINEミニアプリ」と「LINE公式アカウント」はターゲットが異なります。そのため、どちらかを選ぶというのではなく、必要に応じて両方を相互活用すればその効果もアップすることでしょう。
「LINEミニアプリ」と「LINE公式アカウント」はともに、LINEが提供する「LIFF(LINE Front-end Framework)」という技術を使い、Webアプリの機能を開発することができます。
これにより「ミニアプリ→LINE公式アカウント」「LINE公式アカウント→ミニアプリ」といった
相互に組み合わせながら活用ができ、お互いの不足を補うことでよりユーザビリティが高い運用が可能となります。
LINEミニアプリを活用する企業のメリットは?約9,000万人がターゲットに!
LINEを利用するユーザーはいまや、日本国内で9,000万人を超えるまでになりました。
国民のほとんどが利用しているといっても過言ではなく、「LINEミニアプリ」を活用することは、企業にとってこのLINEユーザーがビジネスのターゲットとなることを意味しています。
そんな「LINEミニアプリ」を活用するメリットについてみていきましょう。
ネイティブアプリのダウンロードが必要ない
「LINEミニアプリ」の最大のメリットは、やはりネイティブアプリのようにダウンロードが必要ないということでしょう。
ユーザーは、LINEで利用したいサービスのミニアプリを選択するだけで、その機能を利用することができます。
普段必要のないアプリは削除されがちですが、「LINEミニアプリ」ならそのような心配はありません。
ユーザー側としても、スマホやタブレットの画面をすっきりと維持することができ、ダウンロードしないので端末の容量を圧迫することもありません。
「LINEミニアプリ」は使いやすい
「LINEミニアプリ」の使いやすさは、企業側にとってもユーザー側にとってもメリットになります。
ネイティブアプリと違い、ダウンロードしない「LINEミニアプリ」は自動でバージョンアップができるため、ユーザーの負担が少なくなります。
また前述したように、「LINE公式アカウント」と連動することで、メッセージ配信も可能となります。ネイティブアプリは削除されるとプッシュ配信が届かなくなりますが、これによりユーザーへの発信の効率がぐんとあがります。
さらに、「LINEミニアプリ」はネイティブアプリと比べて開発費用をおさえられます。
ネイティブアプリは「iOS」と「Android」の両方を開発する必要がありますが(もちろん、どちらかだけでも可能ですが)、「LINEミニアプリ」はLINEのプラットフォームに対応すればよいので、費用は半分以下で済みます。
アプリ上で課金が発生する場合も、「iOS」「Android」であれば、売り上げの約30%が手数料としてかかります。
しかし「LINEミニアプリ」であれば無料です。これもメリットといえるでしょう。
アプリを開発する側としては、「iOS」「Android」両方を開発するとなると、時間も労力もそれなりにかかります。「LINEミニアプリ」であればその点もコンパクトにおさえられるので、個人で開発するような場合でも、対応しやすいでしょう。
企業のLINEミニアプリ活用事例!注文、会員証、支払いまでフルカバー可能!
では、企業がどのように「LINEミニアプリ」を活用しているのか、実際の活用事例をみていきましょう。
スシロー
回転寿司チェーン店「スシロー」では、「LINEミニアプリ」を導入することにより、来店の受付・予約がLINE上でできるようになりました。
また、スシローの「まいどポイント」も貯まります。
受付・予約の完了通知などがLINEのトーク画面に届くので、LINEの友だちと共有できてとても便利です。
すき家
牛丼チェーン店「すき家」は、「すき家公式アプリ」を「LINEミニアプリ」化。LINEのメッセージ機能を活用し、クーポンやお得な情報を発信しています。
ジョルダン
「ジョルダン」は電車の乗り換えサービスです。
乗り換え検索ができるだけでなく、「LINEミニアプリ」によりその内容をLINE上で友だちと共有することができます。
ルイヴィトン
ファッションブランドの「ルイヴィトン」では、「LINEミニアプリ」を利用して、LINE上でショッピングができるEC機能を実現しています。
ほしい商品や贈り物リストを作成することができ、LINEで共有することができます。
企業がLINEミニアプリを開発するには?
「LINEミニアプリ」は今後さらに注目され、需要が高まっていくことが考えられます。
とはいえ、導入するにあたり、敷居が高く感じている企業や店舗はまだまだ多いかもしれません。
Samuraiでは、「LINEミニアプリ」の導入の相談が可能です。また、貴社のご要望にあわせて「LINEミニアプリ」がよいのか、他の構築方法がよいかなどの相談も可能です。
開発プロジェクトで方向性が定まらない場合でも構いませんので、ぜひお気軽にお問い合わせください。