2012年12月にサービスを開始した企業向けの公式LINEアカウント「LINE@」。2017年10月には新機能やサービスのアップデートもあり、数々の企業や店舗単位で利用されています。
お金も手間もかかる紙媒体やテレビ、ネットからのアプローチとは違い、LINE@を活用すれば全てがほぼ無料。LINEというチャットツールならではの手軽さで簡単に情報を発信できます。
LINE@アカウントの特徴や活用事例を参考に、効率の良い集客の方法を学んでいきましょう。
LINE@でできること
LINEといえば無料通話の代名詞ともいえるアプリで、若い年代を中心に多くの人が活用しています。
そのビスネスの一つがLINE@(ラインアット)。芸能人が使うLINE公式アカウントとは違い、ビジネス向けアカウントです。とくに飲食店や美容院、宿泊施設などを経営する企業が集客を狙う際に、強い味方になってくれます。
LINE@の基本的なサービスはLINEと同じで、友だち登録をしてもらったユーザーに対して一括でメッセージを送信できること。
つまり、セール情報やクーポン、メルマガなどの季節のあいさつを随時多くのお客さんに配信することで、より身近な存在として想起させ、リピーターを増やすことにつながります。
もともとLINE@は有料サービスでスタートしましたが、2014年には月額無料版の配信を開始。配信数によっては月額5400円(税込)以上の費用がかかりますが、お店の位置や電話番号、商品情報が掲載できるだけでなく、顧客と一対一のトークでコミュニケーションがとれます。
LINE@活用事例
それではこのLINE@がどのように活用されているのか、導入のきっかけや成功事例をご紹介していきましょう。
LIP SERVICE
出典:LIPSERVICE(リップサービス)アカウントページ|LINE
10~20代の若手女性向けファッションブランド、LIP SERVICEではLINE@をいち早く導入。
新商品の情報やセールが発生しやすいアパレル業界にとっては、商品告知やファンに向けたキャンペーン情報の配信のしやすさはとても重要な部分です。
実際、ブログやSNSに近い入荷情報やリアルタイムクーポンの配信で、3万人を突破する集客成果を上げることに成功しました。
キッザニア
出典:キッザニアアカウントページ|LINE より
子供を対象にした体験型商業施設キッザニアでは、自社アプリよりも日常に定着し即効性のあるLINEアプリに着目しLINE@導入を決定。優待クーポンの配信で、アクセス率アップと集客に成果をだしています。
公式サイトのバナーや施設内のポスターなどで積極的にLINE@を宣伝し、今後も友達登録者数を増やし、クーポンやメッセージ、タイムラインで集客強化を図っていくようです。
ウインザーラケットショップ
出典:ウィンザーラケットショップより
豊富な品揃えを誇るテニス・バドミントン専門店・ウインザーラケットショップでは、コストや手間のかかる葉書での集客を見直してLINE@を導入。紙のコスト負担をLINE@で改善するとともに、人気のあるシューズを対象としたクーポンの配信やイベント告知で通常の2倍以上の売り上げにつなげました。
LINE@活用ポイントまとめ
LINEは利用者数が多く、1日に1回以上は開く人が多いからこそ、次のような広告をLINEメッセージとして確実に顧客に届けることができます。
・店舗情報・商品情報
・空席情報
・クーポン
・メルマガ
また、自動応答メッセージや予約自動配信の設定が可能。タイミングを考慮してベストな状態でメッセージを投稿できます。配信に関連する設定の顧客と一対一でLINEトークでは、混雑状況や予約などリアルタイムなウェブ接客ができるので、とくに支店や個人経営といった小・中規模の店舗向けLINEアカウントとして活用すれば、ファンとよりコミュニケーションがとりやすくなるでしょう。もちろん、大企業の商品PRなど、使い方はさまざま。店舗の規模に限らず、認知向上や集客に活用できるアカウントサービスです。
LINE@で集客を狙おう
商品も大事ですが、リピーターを育てるには定期的にお店や商品を想起させアピールしなければなりません。そのためのコンテンツ配信として、LINE@は便利で効率の良い連絡ツールでしょう。毎月1000通までであれば、顧客にお得な情報を無料で配信できます。さらにLINEスタンプを作成すれば、さらに認知向上とファンを増やせるでしょう。
企業が「友達」として参入することでより気軽に、そして細かな顧客対応が可能できるようになるので、ぜひLINE@を活用してみてはいかがでしょうか。